超小型で使いやすいBeatsの最新型ワイヤレスイヤホン
「Beats Studio Buds」を開封レビュー!
🎧 使用感・音質についてのレビューは主にLUCAの個人的な意見です。厳密に測定している訳ではありませんので、ご了承ください。
1. 概要
比較・レビューに進む前に、まずはBeatsとその最新イヤホン、「Beats Studio Buds」の概要についてご説明します。
今ではAppleの純正商品のように公式ストアで販売されているBeatsのイヤホンですが、もとはBeats Music/Beats Electronicsというオーディオ機器・音楽配信の会社でした。2006年に設立されたBeatsは急成長を遂げ、2014年にAppleに買収されてからも高性能なイヤホン・ヘッドホン・スピーカーなどの音響機器をリリースしています。
Beatsの完全ワイヤレスイヤホンといえば本サイトでもご紹介したことのある「Powerbeats Pro」が有名ですが、最近になって小型化された「Beats Studio Buds「が発表されました。以前からアメリカでは販売されていたこのイヤホンですが、今月(2021/8/11)に日本でも遅れて発売されることとなりました。
- 「Beats Studio Buds」基本情報
- 商品リンク
- Apple Store商品ページ
- 価格
- 税込み17,800円(記事執筆時)
- 仕様
- 重量58g
- アクティブノイズキャンセリング・外部音取り込み機能搭載
- Class 1 Bluetoothテクノロジー搭載
- バッテリーの持続時間はイヤホン単体で8時間、ケースを合わせると合計24時間
- インイヤー型
- Apple・Androidデバイスの両方に対応
- 耐汗耐水性能IPX4
- 3サイズのイヤーチップを同梱
ということで、今回も購入したばかりの「Beats Studio Buds」のデザイン・使用感・音質などについて、LUCAが普段使いしている「Soundcore Liberty Pro」・「Powerbeats Pro」と比較しながらレビューしていきます。
2. 比較・レビュー
今回の評価項目はデザイン・使用感、機能、音質の3つです。使用感、音質など大部分がLUCAの個人的な意見になってしまうかと思いますが、ぜひイヤホンをご購入される際の参考にどうぞ。
A. デザイン・使用感
それではStudio Budsのデザインと使用感についてご紹介していきます。以下に写真を載せていますので、見える方はご参考にしてください。
まず今回発売されたStudio Budsの最大の特徴が、その小ささと持ち歩きやすさだと思います。前モデルのPowerbeats Proは数多くの新機能を搭載した代わりに形状・サイズに難点があり、まるでおむすびを巨大化させたようなケースデザインでした。それに比べStudio BudsのケースはSoundcore Liberty Proよりも小さく、AppleのAirPodsと同様の形・大きさで、簡単にポケットに入ってしまうサイズ感です。ケースの形もほか機種とことなりフラットなので、開閉しやすくなっています。
イヤホン本体はPowerbeats ProやSoundcore、AirPodsとは違い無駄なイヤーフック、蔓、ウィングなどが省かれたデザインで、みみに入れるとボタン以外はほぼ隠れてしまいます。フックやウィングの有無については好みが分かれるところかと思いますが、LUCAにとっては好感の持てるデザインです。カラーはブラック・ホワイト・Beatsレッドの3色が用意されていますが、以下画像の通りLUCAはホワイトを購入しました。
使用感はPowerbeats以上Soundcore未満という感じで、小さなイヤホンを取り出す際に落としそうになることと、装着した時にボタンが押しづらくなってしまうところが欠点です。一方装着した時のフィット感はSoundcore以上で、フックやウィングがないとは思えないほどぴったりと浜って落ちそうにありません。防水機能も搭載しているので、ランニングなどに向いているように感じます。
※クリックすると3枚の画像が切り替わります。

B. 機能
デザイン・使用感ともに高いStudio Budsですが、残念ながら機能面では他モデル・他社製イヤホンと比べて大きく劣ります。ノイズキャンセリングと外部音取り込みの2種類のリスニングモードを搭載している本機種ですが、設定や専用アプリから様々な気のをカスタマイズすることのできるPowerbeats・Soundcoreとは違い、エコライザ・オーディオ調整・ヒアリングエイドなど必要な機能の多くが欠けてしまっています。前モデルでは変更できていたアクセシビリティ調整にも非対応なので、Studio Budsは購入時の音質から変更することができません。
肝心のリスニングモードについても性能は低いように感じます。外部音取り込みモードでは不快なノイズが混ざり込んでしまってすぐ近くの話し声もはっきりとは聞き取れず、ノイズキャンセリングでは周りの足音さえカバーできていません。2種類のリスニングモードを使い分けられるという利点はありますが、どちらもあまり便利な機能とは言えないようです。
C. 音質
機能面のレビューでご説明した通りエコライザやオーディオ調整が搭載されていないStudio Budsでは、好みの音質に合わせることができません。とはいえ元の音質も悪くはありませんので、この機種の深みのあるサウンドがお好きな方には向いているかと思います。
低音がよく響くSoundcoreとは違い、Studio Budsの音はバランス型と表現できるかと思います。高音・低音ともに比較的よく響くので、クリアに聞き取れる感じがあります。一方装着する際にも密閉されるような感覚がある本機種は音にも少し圧迫感があり、脳内で再生されているような、籠もった音になりがちです。総合的には深みのあるクリアなサウンドなので、曲調にもよりますが聞き取りやすいサウンドに感じます。
まとめ
今回の記事では「Powerbeats Pro」・「Soundcore Liberty 2 Pro」に引き続き、発売されたばかりの「Beats Studio Buds」についてレビューしました。小型で使いやすい機種なので、イヤホンを探している方はぜひ参考にして頂けると幸いです。