低遅延モード搭載の最新イヤーカフ型イヤホン🎵
~「Victor HA-NP1T-W」のご紹介~


本記事執筆時、まさにブラックフライデーセール真っただ中のAmazon。最新型でありながら割引対象になっているイヤーカフ型のワイヤレスイヤホンを発見したLUCAは、またしても衝動買いしてしまっていました(汗)

そんな訳で今回の記事ではLUCAがセールで購入した低遅延モード搭載の最新イヤーカフ型イヤホン、「Victor HA-NP1T-W」の基本スペックや使用感レビューをお届けしたいと思います。

◎いつも通り、ご紹介しているアプリはスクリーンリーダーで操作できることを確認してから掲載しています。


シンプルなヘッドホンが描かれた白黒のアイコン

基本情報

それでは早速、「Victor HA-NP1T-W」の基本情報・スペックについてまとめます。

モデル名
Victor HA-NP1T-W
メーカー
JVCケンウッド
商品リンク
Amazon.co.jpで見る
製品価格
¥18,000(Amazonセール価格)
カラーバリエーション
ティールブルー/マルーン/アイスグレー/オフホワイト(下記画像の色)/コールブラック
イヤホン形式
オープンイヤー型(イヤーカフ型)
接続方式
Bluetooth5.3
コーデック
SBC/AAC(低遅延モードあり)
質量
イヤホン(片耳)約4.9g、充電ケース約30g
スマートホン用アプリ
・iPhone/iPad用: AppStoreからダウンロード
・Android用: Google Playからダウンロード
バッテリー性能
・電池持続時間: イヤホン単体で8時間、ケースと併せて24時間
・フル充電時間: イヤホン約2時間、ケース約2.5時間
・クイック充電: 10分の充電で60分間使用可能
その他基本スペック
・ドライバーユニット: 口径10mm
・防塵防水機能: IPX4等級
・マルチペアリング/マルチポイント対応
・低遅延モード対応
・Android用Fast Pair対応
・操作部: カスタマイズ可能な物理ボタン搭載
・耳の形/大きさに関わらずスムーズに着脱できる、独自のフレキシブルアジャスト構造を採用

※以下、Victor HA-NP1T-Wのケース/本体写真です。クリックすると画像が切り替わっていきます。


蓋の閉じている充電ケースの写真。クリック・タップすると画像が切り替わっていきます。

Victor HA-NP1T-Wの特徴

続いてはVictor HA-NP1T-Wの特徴・お勧めポイントについて、3点ほどピックアップしてご紹介していきます。なお、ここから先は一部LUCAの個人的見解・意見が含まれることをご了承いただければ幸いです。

POINT 1. オープンイヤー型なのに低遅延モード搭載

本器の最大の特徴は、耳を塞がないオープンイヤー型のイヤホンでありながら、低遅延モードに対応しているという点です。

以前の記事でご説明している通り、スクリーンリーダー、特にWindows・Android用のものでは低遅延対応のコーデック(aptX LL/aptX Adaptive)や専用の低遅延モードの搭載されたワイヤレスイヤホンでないと、キー操作と読み上げの間にラグが発生してしまったり、頭落ち(読み上げの最初の数文字が切れてしまう現象)してしまったりといったことがあり、快適に操作することができません。

HA-NP1T-Wは残念ながらaptX-LLやaptX Adaptiveなどのコーデックには対応していないものの、最低限の低遅延モードを搭載しているため、ゲームプレイ・スクリーンリーダー操作などにも対応可能となっています(次項にて一部弱点についても記載)。

POINT 2. マルチポイント接続・幅広いカスタマイズ項目などの便利機能

マルチポイント接続(2台の端末と同時に接続し、自然に切り替えられる機能)や幅広いカスタマイズ機能など、かゆい所に手が届くような機能がたくさん搭載されているのも、HA-NP1T-Wの特徴です。

イヤホン本体の操作部は視覚障碍者にとって嬉しい物理ボタン式になっており、また前項に記載のスマートホンアプリを使うことで自由に機能を割り当てられるようになっています。

その他、シンプルなエコライザ機能・マイクミュート機能など、必要な機能が一通り網羅されています。

POINT 3. 超軽量設計&フレキシブルアジャスト構造

耳の軟骨を挟み込むようにして装着する特性上、サイズ調整が難しく痛みや違和感の原因となりやすいイヤーカフ型イヤホンですが、HA-NP1T-Wではこの弱点を克服するための手段として「フレキシブルアジャスト」と呼ばれる構造を採用しています。

これは耳の前方に触れるスピーカー部の根本にスプリングを入れて軽い力で広げられるようにしたもので、どんな大きさ・形状の耳にでも、ストレスなく装着できるのが特徴です。

またイヤホン本体は片側5g以下という超軽量設計になっており、長時間装着していても気にならないようになっています。


使用感レビュー

一部前項の内容と重複してしまう内容もありますが、最後にVictor HA-NP1Tを使ってみてのレビューを、よかったところ・今一つだったところとに分けて書いていきます。

🙆‍♀️よかったところ

(1) 付け心地は最高
前項でご紹介した「フレキシブルアジャスト」構造のおかげで、付け心地は最高です。長時間付けていても疲れることがなく、仕事で使うのにも適しているような印象です。
因みにLUCAは2年ほど前にambieのイヤーカフ型イヤホンを購入したことがあるのですが、こちらは数分付けているだけでも耳の軟骨が痛み始めてしまい、長時間使用できないという欠点がありました。表面の素材についてはambieの方が肌触りも良く高級感もあったのですが、付けやすさ・付け心地についてはHA-NP1Tにかなうイヤホンはないのではないかと思うほどです。
(2) ボタン操作のカスタマイズが便利
こちらも前項で少し触れた内容ですが、Victor HA-NP1T-Wでは非常に幅広いボタンのカスタマイズオプションが用意されており、よく使う機能から順に割り当て🄬ことができるのでとても便利です。
一般的なワイヤレスイヤホンでは左右ボタンの長押し・3回押しくらいにしか機能を割り当てられないことが多いのに対し、本製品ではなんと左右ボタンの1回押し・2回押し・3回押し・4回押し・長押しのそれぞれに自由に機能を割り振ることができるんです。
また単純な音量・楽曲操作以外にも、低遅延モード・エコライザ・マイクミュートなど様々な操作がカスタマイズの対象に含まれているのも使いやすいポイントです。
(3) 音質がクリアで聞き取りやすい
音質についてはオープンイヤー型イヤホンにしては比較的良く、またくぐもることのないクリアな音はスクリーンリーダーの音声とも相性が良いです。
また一般的なワイヤレスイヤホンと比べると種類は少な目ですが、簡単に切り替えられるエコライザを併用することで臨場感のある音楽を楽しむこともできます。
(4) バッテリーの持ち時間は十分
充電ケースの小ささ・軽さから見ると、24時間というバッテリーパフォーマンスは非常に高いように感じます。
イヤホン単体でも8時間の連続使用に耐えられるようになっているため、かなりのヘビーユーザーでも満足できるバッテリー性能ではないでしょうか。

🙅‍♂️今一つなところ

(1) かなり音漏れする
オープンイヤー型なので仕方ないところもありますが、静かな場所で使っているとしっかりと音楽のベースラインが聞こえてしまうほど音漏れしてしまいます。
特に日ごろ音漏れ対策機能の搭載されたnwm ONEを利用しているせいか、個人的には大分気になってしまうポイントです。
(2) 低遅延モードでも遅延する
元々遅延対策がされていてaptX系コーデックに対応していないiPhone/iPadではそれほど気になりませんが、Windows/Androidでは低遅延モードがオンになっていても大分遅延が発生します。

頭落ちするほどではないですが、そうは言っても文字入力時にフラストレーションを感じてしまう程度ではあるので、基本的にApple製品との使用が向いているかと思います。

まとめ

さて、今回はLUCAが衝動買いしてしまった最新型ワイヤレスイヤホン、「Victor HA-NP1T-W」の基本情報・使用感レビューをお届けしてきましたが、如何でしたか?

オープンイヤー型で耳にも殆ど負担のかからないモデルなので、インイヤー型・カナル型イヤホンが苦手な方にもお勧めですよ!


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