作業効率がぐんぐん向上❣
~iPhone・iPad・Macで連携できる
ユーティリティアプリ4選~


iPhone・iPad・MacなどのApple製品を複数台使い分ける最大のメリットとして、シームレスな連携機能が挙げられます。

デフォルトアプリ・機能だけでも十分使いやすいものが多いのですが、今回は端末間で連携しつつ作業効率を上げられる、便利なサードパーティ製アプリを4つご紹介したいと思います。

✍いつも通り、記事中でご紹介しているアプリ・ツールはスクリーンリーダー(VoiceOver)で操作できることを確認してから掲載しています。


右手でスマホ、左手でノートパソコンを同時に操作している茶色いテディベアのイラスト。

⒈Bitwarden

「BitWarden Password Manager」のAppStoreリンク: iPhone&iPad / Mac

最初にご紹介するユーティリティアプリは、iPhone・iPad・MacOSに加え、Windowsや各種ブラウザにも対応した、基本機能無料のパスワード管理アプリ「Bitwarden」です。

Appleデバイスのパスワード管理といえばiCloudのデフォルト機能である「iCloudキーチェーン」が有名ですが、こちらはパスワードのインポート・エクスポート機能が少ない、WindowsやAndroidで使いづらいなどといったデメリットがあり、他社製のパスワードマネージャーと比べると機能性もイマイチという印象です。ただ、他社製のパスワード管理アプリは殆どのものが有料ということもあり、あまり気軽に使い始められるようなものもないのが現状でした。

そんな中、必要な機能を一通り抑え、様々なプラットフォームに対応していながらも大部分の機能を無料で使い続けられるというハイスペックを誇っているのが、Bitwardenです。下記、Bitwardenの便利なポイントをご紹介していきます。

Point 1: パスワードの保存・自動入力が楽々

1つ目のポイントは、パスワードの保存・自動入力がとても楽という点です。iPhone・iPad・Macでは設定アプリの「パスワード」設定から自動入力の設定ができてすぐにSafari等デフォルトのブラウザアプリに適用できる他、デスクトップ版Chrome向けにはBitwardenのパスワード自動入力用の拡張機能も提供されており、まるでデフォルトの機能かのように使えるのが特徴です。

Point 2: アクセシビリティも合格レベル

少しラベルの設定されていないボタンなどもありますが、iPhone・iPad・Mac向けアプリについては必要なラベル・大体テキストは提供されている印象です。

新規パスワードの登録・アプリ設定なども問題なくVoiceOverで読み上げられるので、全盲ユーザにもおすすめのアプリです。

Point 3: iCloudキーチェーンからの移行が容易

Macを利用している場合に限りますが、iCloudキーチェーンからの移行がとても簡単というのも大きな特徴です。

Macのシステム設定から「パスワード」ランを開くとiCloudキーチェーンの全パスワードをCSVファイルに書き出すことができるのですが、BitwardenではそんなバックアップCSVファイルをサービス別に読み込み、インポートできるオプションが用意されているんです。

インポートされたパスワードは瞬間的に整理され、フォルダ外に保存されます。。この移行プロセスについては非常にスムーズで、パスワードマネージャーの乗り換えは完全にストレスフリーでした。


さて、そんな訳で1つ目のアプリはパスワード管理が一括で管理できる便利なアプリ、Bitwardenでした。iCloudキーチェーンが少し使いづらいと感じている方、デバイス間でパスワードを同期させたい方はぜひお試しください。


⒉Yoink

「Yoink - Improved Drag and Drop」のAppStoreリンク: iPhone&iPad / Mac

続いてご紹介するのは、コピー&ペーストする時に一時的にデータが保存されるクリップボードを一気に使いやすくしてくれる、「Yoink」というアプリです。

Point 1: デバイス間同期機能

Yoinkはその他のクリップボード拡張アプリと同様にコピーして保存しておける情報の数を大幅に拡張してくれるだけでなく、その内容をiPhone・iPad・Mac間で自動的に同期してくれるという優れものなんです。

特別な設定などは必要なく、アプリメイン画面上部の「iCloud未アップロード」というボタンを選択するだけでクラウド間同期が始まるようになっています。

またクリップボード内は元々Appleデバイス間で同期されるようになっているので、「1つの端末で履歴を遡り必要なデータをコピーしなおす→別の端末でペーストする」という使い方もでき、作業効率を大幅に改善してくれる仕組みになっています。

Point 2: キーボード拡張によりペーストが簡単

Yoinkには元々キーボード用の拡張機能が含まれているので、iPhone/iPadの設定→「一般」→「キーボード」→「キーボード」から「Yoink」を追加しておけば、いつでもソフトウェアキーボードの地球儀マークから専用のキーボードを呼び出し、Yoinkアプリを開くことなく保存ずみの情報を閲覧・利用することができるようになっています。

Point 3: iPadのSplit Viewで最強に

元々便利なYoinkですが、iPadでは入力中のアプリと一緒にSplit View・Slide Overで開いておくと一気に利便性がアップするんです。

まずYoinkの設定から自動コピーを有効化しておくと、マルチタスク中のアプリで情報をコピーした際、本来はYoink側で「ペースト」を選択しないと情報が反映されないところ、なんとコピーと同時に反映・保存されるようになるんです。

またYoinkでは保存済みの情報を再度「コピー」し直す他にそれを入力中のアプリへドラッグ&ドロップすることもできるので、やはり作業中のアプリと隣り合わせで起動しておくととても使いやすくなります。


本来は1度に1つずつの情報しか保存しておけないクリップボードを、とても使いやすく拡張してくれるYoink。有料アプリではありますが、普段から入力作業をされている方にはおすすめのアプリですよ。


⒊# Type

「# Type」のAppStoreリンク: iPhone&iPad / Mac

3つ目のアプリは「人によってはすごく便利」な、マークダウン記法が 使えるめもアプリ「# Type」です。

Point 1: MDファイルの作成・編集・共有が楽々

ファイルのクラウド間同期には有料会員登録が必要ですが、簡単にMD(マークダウン)形式のテキストファイルを作成・編集することができます。

マークダウン記法は通常通り自ら入力することもできますが、上部のツールバーから目的の書式を選択して挿入していくこともできるので、マークダウンの書き方があまりわからないという方でも簡単に入力していくことができるようになっているんです。

唯一残念なのはPDF・HTMLへの書き出しオプションが提供されていない点ですが、MD形式のままであれば様々なウェブサービス・アプリへのエクスポート機能が使えるようになっています。特にQuita・Gitなどへの書き出しは1タップでできるようになっていますので、該当サイトを利用されている方にはおすすめです。

Point2: 編集・プレビュー画面の切り替えが容易

マークダウン記法の一番の特徴は見出し・箇条書き・リンク・表などの書式情報を簡単に文章中に設定できる点ですが、# Typeでは編集画面を右にすわいぷするだけでそんな書式情報が適用された後のプレビュー表示に切り替えることができるようになっているんです。まるでウェブページのような操作感で作成しためもを閲覧することができるので、後から覚書を確認するのにはとても便利です。


さて、マークダウン記法を使える人向けではありますが、# Typeはかなり使いやすいめもアプリになっています。他のマークダウンアプリと組み合わせるとHTML等への変換もできますので、ぜひ活用してみてください。


⒋ Office系アプリ

最後にご紹介するのは、定番すぎてあまり意識することもないかもしれない、Microsoft Office系アプリです。

既に使われている方も多いかもしれませんが、こちらも1つずつ便利なポイントを見ていきましょう。

Point 1: OneDrive経由で常に同期することができる

Office 365のサブスクリプションに登録している場合には限られますが、Word/Excel/PowerPointなどで作成・編集したファイルは1TBもの容量を誇る、OneDriveのストレージに保存してリアルタイムで共有することができます。

またiOs/iPadOSのファイルアプリ、MacのFinder、AndroidのFilesアプリなどOSごとのデフォルトのファイル管理アプリにも対応していることが多く、書類の作成・整理が非常にスムーズに行えるのが特徴です。

Point 2: Apple製アプリ・デフォルト機能との互換性が高い

サードパーティ製のアプリであるにも関わらず、Apple製のアプリ・機能と互換性があるのも大きな特徴です。

Outlookはデフォルトのメーラーアプリに設定でき、デフォルトのカレンダーアプリと連携させることができる他、WordやExcelなどは作成するファイルの拡張子を調整することでAppleのPages・Numbersなどと連携・共有することもできるんです。


定番のOffice系アプリではありますが、このように多くの便利な連携機能を搭載しています。特にOffice 365に登録していると常に最新の機能を利用できたりもしますので、普段から入力・ファイル整理・スケジュール管理などぉiPhone/iPadで利用している方はぜひお試しください。


おまけ: 勿論デフォルトの連携機能も!

さて、ここまでサードパーティ製のアプリばかりをご紹介してきましたが、もちろんAppleデバイスにはそれぞれ便利な連携機能がデフォルトで搭載されています。

既にご存知のものが多いかとは思いますが、Apple Watch/iPhone/iPad/Macに含まれている、便利な連携機能を3つご紹介したいと思います。

A. クリップボードの同期

Yoinkの項でも少しだけご説明しましたが、iPhone・iPad・Macにはクリップボードを自動的に同期してくれる便利な機能が搭載されています。

面倒な設定などは一切なく、同じiCloudアカウントでログインしている端末でさえあれば、何れかの端末でコピーした情報は他の端末でもそのままペーストできるようになるんです。

特に「iPhoneでウェブ検索しながらiPad/Macで記事を書く」などといった作業を行う際にはとても便利な機能で、まるでずっと同じデバイスで操作していたかのようなスムーズな操作感で作業を続けられるようになっています。

B. Apple WatchによるMacのロック解除

続いては、Apple Watchを使ってMacのパスワードを自動入力することのできる機能です。

一度Macの環境設定から「Touch IDとパスコード」→「Apple Watch」の設定をオンにして同じApple IDでログインしているApple Watchのデバイス名を選択しておくと、ログインの自動化・管理者認証の代行を行うことができるようになります。

Macへのログインは完全に自動化される他、管理者パスワードが求められる状況でもApple Watchでサイドボタンを2度押しするだけで、パスワードを入力することなく承認することができるようになるので、作業効率はかなり向上するかと思います。

C. Handoff機能

最後にご紹介するデフォルト機能は「元祖連携機能」とも言える、「Handoff」機能です。

Handoffは多くのApple製アプリや一部のサードパーティ製アプリで使える機能で、「やりかけ」の作業を端末間で簡単に引き継げるようなものになっています。

例えば「iPhoneで打ち始めたメールの残りをMacで完成させる」、「検索し始めた内容を帰宅後に別の端末で引き継ぐ」などといったそうさが可能で、特にMacでは自動的にHandoff用のウィンドウが表示されるなど、非常にシームレスにアプリを使い続けられるような工夫がされています。


まとめ

さて、今回の記事ではiPhone・iPad・Macで連携させることで作業効率がぐっと向上する、とても便利なユーティリティアプリを4つと、初めからApple端末に搭載されている、便利な連携機能についてご紹介してきました。

一部やや高価なアプリもありますが、日々の入力作業・ファイル整理・スケジュール管理などが一気に楽になるものばかりなので、複数のAppleデバイスを使い分けているという方はぜひ一度お試しください。


*本ページの記載内容に誤り等ありましたら、メールX(旧Twitter)のDM・トップページのコメント欄からお知らせください。

↑ホームに戻る