視覚障害者でも瞬間開錠!
~お勧めの指紋認証式スマート南京錠~


この数年間で一気に普及率が上昇している、スマートロック。スマートホンやウェアラブル端末、NFCカードなどで容易に施錠・開錠・共有ができるスマートロックですが、同様のシステムで動作する、「スマート南京錠」や「スマートパッドロック」と呼ばれる商品が多く販売されていることはご存知でしょうか。今回の記事では、数多く売られている中でも、視覚障害者に最も使いやすいと思われる、指紋認証式のスマート南京錠についてご紹介します❕


開錠されたロックのアイコン

A. スマート南京錠の種類と仕組み

本題に入る前に、まずはスマート南京錠の仕組みと、その種類についてご説明します。

冒頭で書いた通り、スマート南京錠とはスマートロックと同様の仕組みを用いた鍵いらずの南京錠のことで、その開錠方法にはNFC(ニアフィールド・コミュニケーション)やBluetooth認証、指紋認証などがあります。Amazonなどで検索してみると数えきれないほどの商品がヒットしますが、認証方法以外にも鍵穴の有無、ナンバーパッドの有無、防水性など、それぞれに特徴があることがわかります。

認証方法別に見ていくと、NFC・Wi-Fi・Bluetooth等スマートデバイスを用いるものは直接触れる必要がなく認証速度が速いのに対し、ハッキングされやすくセキュリティはやや低めです。一方、指紋認証式は登録に少し時間がかかる、開錠するには指紋センサーに直接触れなければならないという短所はあるものの、セキュリティは高く、スマートデバイスの故障・バッテリー切れを機にせず使うことができます。

※本記事では指紋認証式の使いやすさをピックアップしてご紹介していますが、実際にスマート南京錠をご購入される際には、各認証方法のメリット・デメリットを考え、使用用途に合ったものを選んでみてください。

それでは次項では、僕が指紋認証式スマート南京錠を選んだ理由について、視覚障害者にとっての利便性・アクセシビリティを踏まえて説明・紹介していきます。


B. 指紋認証式スマート南京錠を選んだ理由

2、3か月ほど前、旅行のためにスマート南京錠を購入した僕ですが、選んだのは最もシンプルで事前設定の少ない指紋認証式でした。

上記の理由に加え、voiceoverに対応しているかわからないアプリを入れる必要がない、設定するのに視力が必要ない(*1)、センサーに触れるだけで開錠できるなど、視覚障害者のアクセシビリティが最も高いと判断し、次項でご紹介する「ATITI」の指紋認証式南京錠を購入しました。

*1: 指紋の登録・変更・削除方法などはAmazonの商品ページに記載されていることが多いようです。使用方法が書かれていない場合は、同封のマニュアルやオンラインマニュアルなどを参照する必要があります。


C. 「ATITIスマート南京錠」のご紹介

それでは本題、今回僕が購入した、指紋認証式南京錠をご紹介します。以下は本体の画像とAmazonの商品リンクです。

※本体画像をクリックすると開錠済の写真に切り替わります。

ATITIスマート南京錠の写真。クリックすると開錠されます。

Amazonリンク: ATITI 南京錠 指紋認証 タッチロック 指紋ロック 快速認証 20枚指紋登録可能 小型 USB充電式 盗難防止 防水 防犯用 グレー

この商品の特徴としては、鍵穴がなくピッキングの心配がない、指紋の登録が開封後すぐに始められる、最大で20件まで指紋が登録できるという3点が挙げられます。また、指紋登録や開錠の際にははっきりとモーター音が聞こえてくるので、目で見ることなく操作が可能です。

価格も比較的安価ですし、視覚障害者のセキュリティ対策には最適なアイテムではないでしょうか。

※Amazonアソシエイトなど、アフィリエイトリンクは利用していません。


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