iPhone/Android間のファイル共有に最適♪
~無線共有アプリ「Send Anywhere」のご紹介~
iOS動詞ならAirDrop、Android動詞ならQuick Shareと同じOSであれば容易にWi-Fi/Bluetoothを使ったファイル共有を行うことができるようになっていますが、iPhoneとAndroid等異なるOSだと簡易的なファイルの送受信方法がなくて不便ですよね。
だからといって、連絡先を知らない他人との間でLINE等のSNS・Dropbox等のクラウドサービスを利用するのも面倒...。
今回はそんなときに役立つ便利な無線共有アプリ、「Send Anywhere」をご紹介したいと思います。
※記事中でご紹介している機能についてはVoiceOver/Androidで問題なく利用できることを確認していますが、「Send Anywhere」にはアクセシビリティの低い箇所も多くあるようです。ご了承の上ご利用ください。
📶AirDrop/Quick Shareの現状
「Send Anywhere」のご紹介に入る前に、まずはApple系OSで使える「AirDrop」と、Android系OSで使える「Quick Share」の概要や現状についてご説明します。
🍎AirDrop
- 1. 概要
- ・Wi-FiとBluetoothを活用して、近くのAppleデバイス間で写真・動画・連絡先・Webリンク・書類などを迅速かつ安全に共有できる機能
- ・送信先を選び「共有」をタップするだけで、ケーブル/インターネット不要でファイル転送が可能
- 2. 特徴
- ・インターネット接続不要
- ・近距離通信(およそ9m以内)が可能
- ・エンドツーエンド暗号化により安全
- 3. リリース時期
- ・Mac: OS X Lion 10.7(2011年7月)
- ・iOS(iPhone/iPad): iOS 7(2013年9月)
⚙Quick Share(旧Nearby Share)
- 1. 概要
- ・Android端末間、あるいはAndroidとChromebook間で写真・動画・リンク・ファイル等をワイヤレスで送受信できる機能
- ・元々Samsungの独自機能であった「Quick Share」にGoogleの「Nearby Share」機能が統合され、Androidの標準機能となったもの
- 2. 特徴
- ・インターネット接続不要
- ・Wi-Fi/Bluetooth/WebRTC等を自動切り替え可能
- ・エンドツーエンド暗号化により安全
- ・クロスプラットフォーム対応(Chromebookや一部Windows)
- 3. リリース時期
- ・Nearby Share: Google Pixel等順次(2020年8月)
- ・Quick Share統合後: 2024年2月
- 1. アプリ名
- 「Send Anywhere」
- 2. 開発者
- Rakuten Symphony Korea, Inc.
- 3. ダウンロードリンク
- ・iPhone/iPad/Mac: AppStoreからダウンロード
- ・Android: Playストアからダウンロード
- 4. 価格(記事執筆時)
- ・アプリ本体: 無料
- ・アプリ内課金: 広告非表示(iOS¥2,500、Android¥2,220)
- 5. 特徴
- ・完全なクロスプラットフォーム対応(iOS/Android向けアプリ、Google Chrome要拡張機能、Outlookアドイン、公式ウェブサイト等から利用可能)
- ・インターネット接続利用/Bluetooth不要
- ・直接のデバイス名選択の他、6桁のコードやQRコードを用いた1対1の共有、生成したリンクによる1対多の共有が可能
- ・ファイルサイズによる制限なし(詳細不明)
- ・アプリからの利用であればアカウント不要
- (1) まずは送信したいファイル(画像、動画、書類、音源等)を任意のアプリで開きましょう。iOSでは「写真」アプリや「ファイル」アプリ、Androidでは「ギャラリー」アプリや「Files by Google」等のデフォルトアプリが使いやすいかと思います。
- (2) 続いてファイル/写真等を選択し、「共有」ボタンや「その他のアプリで開く」等のボタンから共有シートを開きます。
- (3) 一覧の中から「Send Anywhere」を選びます。なお、アプリ数が多い場合、iOSでは「その他」欄に隠されてしまっている場合があります。
- (4) 続いて送受信方法の選択画面が表示されます。下記からお好みの共有方法を選びましょう。
- ・表示されている6桁のコードを受信者に伝える(お勧め)
- ・表示されたQRコードを受信者に読み取ってもらう(iPhoneの共有画面からは利用不可)
- ・近くの端末を検索して選ぶ(iPhoneの共有画面からは利用不可)
- ・ダウンロード用リンクを作成する
- ・過去に送信したことのある相手端末をリストから選択する
- (5) 受信者側の端末でファイルが表示・受領できれば送信完了です。
- (1) Send Anywhereを開き、「受信」タブに切り替えます。
- (2) 送信者から6桁のコードまたはリンクを伝えられている場合には、「キーまたは共有リンク」にその内容を入力して画面下部の「受信」ボタンを押下します。
※Android版ではラベルは不可されているものの、テキストフィールドとして識別されないため少しわかりづらいかもしれません。 - (3) QRコードで共有されている場合にはテキストフィールド直下のボタンを選び、読み取り画面へ移動してからQRコードを撮影します。
※ボタンはTalkBackではラベル未設定、VoiceOverでは「icon qr code」と読み上げられます。 - (4) ファイルの受信に成功すると、無料版では必ず広告動画が再生されます。「×」ボタンで閉じて受信を完了しましょう。
- ・写真/動画:
- 「写真」アプリや「ギャラリー」アプリ等、デフォルトの写真アプリに保存される
- ・連絡先情報:
- デフォルトの連絡先アカウントに自動追加される
- ・その他のファイル:
- ローカルの「Send Anywhere」フォルダに保存される
- ・iPhone/iPad:
- 「ファイル」アプリを開き、「このiPhone/iPad内」、「Send Anywhere」の順に移動する
- ・Android:
- 「Files by Google」等任意のファイル管理アプリを開き、内部ストレージ」、「ダウンロード/Downloads」へ進み「Send Anywhere」タブへ切り替える
以上の詳細からわかるように、AppleのAirDropとGoogleのQuick Shareはいずれもインターネット不要・連絡先の交換不要で瞬時にファイルを送受信することのできる、非常に利便性の高い純正機能です。
ただ残念ながらこれらの機能は互いに互換性がなく、iOS向けのQuick ShareアプリやAndroid向けのAirDropアプリといったものも提供されていません。
そんな中、次項からご紹介する「Send Anywhere」ではこれら純正機能ほどには手軽でなくとも、SNSの連絡先やクラウドのURL等を交換することなく、容易にファイルを共有し合うことができるようになっているんです。
📶「Send Anywhere」について
という訳でここからは本題、Send Anywhereの基本情報からご紹介していきたいと思います。
Send Anywhereの詳細については以上です。
アクセシビリティが低い・ファイル受信後に必ず広告動画が再生されてしまうという欠点はありますが、前者は画面認識(iOSのみ)を活用することで、後者は気に入った場合にアプリ内課金を行うことで解消できるので、気になる方は一度無料版でお試しいただければと思います。
📶アプリの使い方
続いてはSend Anywhereの主たる機能である、ファイルの送受信方法について解説します。
📤ファイルの送信方法
まずはファイルの送信方法から。なお、送信の方法としてアプリの「送信」タブを使った方法と、外部アプリの「共有」機能を利用した方法がありますが、アプリのUIがあまりアクセシビリティに配慮されていないため、本記事では共有シートを利用した方法のみ記載します。
📥ファイルの受信方法
続いてはファイルの受信方法です。直接デバイス名を選んで共有する場合には通知を選択するだけで簡単に受け取ることができるため、ここでは6桁のコード・共有リンク・QRコードを利用するときの操作手順をご説明します。
📁受信したファイルの確認方法
Send Anywhereで受信したファイルは、その場でローカルフォルダに自動保存されるようになっています。設定(アプリ内ハンバーガーメニューから変更可能)にもよりますが、基本的には下記のように保存場所が異なります。
なお、ローカルのSend Anywhereフォルダは下記の方法で確認することができます。
Send Anywhereの基本的な使い方については以上です。設定項目についてはアクセシビリティが確保されていないため、本記事では省略したいと思います。
📶まとめ
さて、今回はAirDrop/Quick Shareといったデフォルトの近距離共有機能の概要や現状と、iOS/Android間でも簡単にファイルの送受信ができるアプリ「Send Anywhere」についてご紹介しました。
残念ながら純正機能ほど使いやすいものとは言えませんが、異なるOS間でファイルをやり取りする際にはとても便利なアプリなので、ぜひ友人や家族とファイルを共有する時などにお試しください。