この夏体験した視覚障碍者にお勧めのワークショップ
~ペタルーナ北谷サンセット店 香水作り体験のご紹介~
実は沖縄が大好きなLUCA、本島だけでももう何度も足を運んでいます。つい先月も旅行で恩納村へ行ってきたのですが、その再「せっかくだから初めてのことがしたい」という思いから、全盲の自分でも参加できそうな体験・アクティビティを探していました。
そんな中見つけたのが、「ペタルーナ」というお店でやっていた、香水作りのワークショップ...。那覇に着いてすぐに電話予約をして実際に体験してきたのですが、天然アロマのお話を聞きながら好みの香りを作ることができとても楽しかったので、今回はその紹介をしたいと思います。
🌴記事中の感想等にはLUCAの個人的な意見・見解が多分に含まれているかと思いますので、ご了承ください。
ワークショップを開催しているお店について
それでは香水作り体験自体の話に入る前に、まずは当該ワークショップを開催していたお店、「ペタルーナ北谷サンセット店」についてご紹介します。
こちらのお店は「沖縄アロマ ペタルーナ」というアロマ専門の系列店のうちの1つのようで、「北谷サンセット店」は美浜アメリカンビレッジ内、ベッセルホテルの近くにある店舗です。
系列店全てで天然アロマや香水を扱っているようですが、今回ご紹介するワークショップは北谷店でしか開催していないようなので、少し特別感があります。
店内では専門知識のあるスタッフが気分・体質・好みなどに合ったアロマオイルを選ぶ手伝いをしてくれるので、アロマ初心者でも気軽に利用できるのが特徴です。
下記、公式サイトより引用:
ペタルーナ北谷サンセット店
〒904-0115
沖縄県北谷町美浜9-39 オークファッションビル1F定休日
年末年始、毎週火曜日OPEN
10:00~19:00TEL
098-989-9989駐車場
駐車場(無料)ありアクセス
イオンモール沖縄ライカムより車で約15分 / 沖縄南インターより車で15分アメリカ西海岸の雰囲気が漂うショッピング・グルメスポットの美浜アメリカンビレッジ内にある店舗です。
香水作り体験コースの詳細
ペタルーナ北谷サンセット店では下記2つの香水作り体験のコースが選べるようになっていました。
*以下、沖縄アロマ ペタルーナ」公式サイトからの引用です:
~「1.星座で選ぶ」~
星座が持つ特性を持った精油の中から自身にあった香りを選び、香水作りを行います。
気軽に香水作りを体験したい。という方に人気です。
ちなみに蠍座におすすめの香りの1つは、イランイランです。
~「2.ノートで選ぶ」~
トップ・ミドル・ベースと香りの揮発速度によって分類された「香りノート」からバランスよくぴったりの香りを選んでいきます。
本格的な香水作りをしたい方アロマ上級者におすすめ。
因みにLUCAは基本的に自分の好きな香りしか付けたくないタイプなので、トップ・ミドル・ベースノートを自由に選んで組み合わせられる、「ノートで選ぶ」コースを選びました。所要時間は約1時間、下記のような流れで進めていただきました。
- 1. ベースとなるブレンドオイルの選択
- トップ・ミドル・ベースノートを選ぶ前に、まずは3、4種類ほどのブレンドされた精油の中から、香水のベースとして使いたいものを選びます。
- 2. トップ・ミドル・ベースノートの選択
- 続いてはトップ・ミドル・ベースノートとして使いたい精油を、各10〜20種類ほどの中から選んでいきます。この際、複数の種類を選ぶこともできます。
- 3. 選んだアロマオイルの記録
- ブレンドオイル、トップ・ミドル・ベースノートとして選んだものを記録していけるカードをいただき、精油の名前などを書き込みます。
- 4. 香水の作成
- 最後にトップ・ミドル・ベースノートをそれぞれ何滴ずつ入れるかバランスを決め、お店側で用意してくれるサトウキビアルコールへ投入していきます。
- *香水好きの方はご存知かと思いますが、基本的にはトップノートが揮発した後にかおる、主役のミドルノートを一番多く入れるようにします。
- 5. ボトル詰め
- 出来上がった香水はミスト式・ロールオン式のボトルに詰めて持ち帰ることができます。
ざっとこんな感じで香水作りの作業を進めていきました。事項ではそんな香水作り体験の感想についてお伝えしていこうと思います。
実際に体験してみての感想
総合評価
香水作り体験の全体的な印象としては、「サポート体制が良くて全盲でも十分に楽しめる」という感じでした。
今回LUCAは晴眼の母と2人で参加したのですが、それでも専門のスタッフさんが常に付きっ切りでサポートしてくれていました。精油1つ1つの手渡し・確認からスポイトの操作まで、どのステップでも直接テーブルの反対側から手を取って、丁寧に補助をしてくれていたので満足度はかなり高かったです。
また障害と関係なく、各種ノートに合った精油の種類や揮発速度の違い、各精油の効能などを細かく説明していただきながら作業することができたため、「ただ言われた通りに作る」のではなく、「自ら考えて選ぶ」楽しみを味わうことができました。
LUCAが作った香水は...
まず、LUCAが選んだオイルは以下の通り:
- ベース
- ウーマンリズム(スイートオレンジ・ゼラニウムなど配合)
- *香りの基礎になるブレンドオイル(7滴)
- トップノート
- オレンジ・シークワーサー
- *香水を掛けてすぐに香り、すぐに揮発する香り(8滴中2~3滴)
- ミドルノート
- ジャスミン
- *最も長く香っている、主役の香り(8滴中3~4滴)
- ベースノート
- サンダルウッド
- *ミドルノート揮発後、最後に微かに香ってくる香り(8滴中2~3滴)
...と、こんな感じで選びました。実を言うと唯一の残念な点なんですが、どの精油も「さすが南国」というラインナップばかりで...。本来LUCA自身は柑橘系の香水が好きなので、ミドル・ベースノートもマンダリンやグレープフルーツホワイトなどもう少し柑橘寄りなものを選びたかったんですが、主張の激し目な精油ばかり用意されてしまっていたのでこんなセレクションになったという経緯があります。
ただ力加減が下手なLUCA、実はトップノートを投入する際に大分誤ってしまって...。本来はオレンジ1滴・シークワーサー2滴という分量で入れなければいけなかったところ、スポイトを強く握りすぎてしまってオレンジ4、5滴・シークワーサー5、6滴ほど入ってしまいました。でもそのおかげで主張の激しいジャスミン・サンダルウッドが上手く抑えられて、結果的には好みの香りに落ち着きました。
ほぼ同じ内容で、正しい分量を入れて作った母の香水が「ジャスミンと土の匂いしかしない強烈な香水になってしまっていたので、正に怪我の功名という感じでした。
出来上がりについて
完成した香水はスタッフから渡された木の棒で程よく混ぜ、一度手首に塗って香りを確認します。そのご、可愛いスプレーボトル(ロールオンでも可)に入れてもらいます。
因みに香水の原料はアルコールを含めて全てが天然由来なので、体に直接掛ける以外にも、ルームスプレーとして空気中に散らせたり、枕やタオルなどに掛けて使うこともできるそうです。
また個人的には香水そのものはもちろん、お店で用意してくれた小さめのボトルが使いやすくて気に入っています。詳しく聞いていないのですが、目視では10~15mmほどの量で、スプレー部分は一気に出過ぎないのがポイント高めです。
まとめ
さて、今回は先月の沖縄旅行の時にLUCA自身が体験した、香水作りワークショップのご紹介でした。
用意されている精油が少し特徴的ではありますが、スタッフさん達のサポート体制も良いですし、視覚障害があってもフルに楽しめるアクティビティなので、沖縄に行かれる際にはぜひお試しください!