高性能・高音質のオープンイヤー型ヘッドホン🎧
~「nwm ONE 【MBH001】」のご紹介~
毎年、支給されるポイントで健康家電や人間ドックなどの医療サービスと交換できる仕組みになっている、LUCAの職場の福利厚生サービス。本来はありがたいものなのですが、定期的に検査を行っていて人間ドックを受ける必要がなく、健康家電を一通り交換し切ってしまったLUCAはポイントの使い道がなく、毎回大量のポイント数を余らせてしまっていました。
ただそんな中、先月から交換対象に追加されたのが、NTTソノリティ社製のオープンイヤー型イヤホン、「nwm」シリーズ各種でした。
実は既に通常のイヤホンタイプである「nwm-MBE001」を持っているLUCAですが、申請ポイント数が最も高いヘッドホンタイプは、なんと発売されたばかりのデバイス...悩むことなく、瞬間的に交換申請してしまっていました(笑)
そんな訳で、今回の記事ではほぼ丸1年分のポイントをつぎ込んで交換した最新型オープンイヤー型ヘッドホン、「nwm ONE (MBH001)」の基本スペック・搭載機能・使用感などについてご紹介していきたいと思います。
🎧記事中でご紹介している使用感など一部の情報には、LUCAの個人的な意見・見解が多分に含まれているかと思います。ご了承ください。
商品情報・基本スペック
それでは早速、nwm ONE 【MBH001】の商品情報・基本スペックについてご紹介します。
- 商品名
- 「nwm ONE」(ヌームワン)
- モデル名
- nwm MBH001
- 販売ページ
- ・Amazonで見る
- ・楽天で見る
- 製品公式ページ
- 「nwm ONE公式ページ」
- 販売価格
- ¥39,600(記事執筆時)
- ヘッドホンタイプ
- ・オーバーヘッド型
- ・オープンイヤー型
- 寸法・重量
- ・本体サイズ: 約幅160mm×高さ185mm×奥行88.5mm
- ・質量: 185g
- カラーバリエーション
- ・ダークグレイ
- ・ライトグレイ
- スピーカー情報
- ・スピーカー型式: ダイナミック型
- ・ドライバ: 口径 12 mm+ 35 mm 2way
- ・再生周波数帯域: 40 Hz 〜 20,000 Hz
- 付属品
- USBケーブル 1.2m(Type-C - Type-C)
- バッテリー
- ・充電時間: 約1.5時間
- ・連続再生時間: 最大20時間(音楽再生時)
- Bluetoothバージョン
- Bluetooth Ver.5.3
- 対応コーデック
- SBC/AAC/LC3/CVSD/mSBC
- 同時接続数
- ・マルチペアリング: 8台まで
- ・マルチポイント: 2台まで
- 搭載機能
- ・音もれを最大限抑えるためのPSZ(パーソナライズ度・サウンド・ゾーン)技術(次項で説明)
- ・環境音/雑音を完全にカットし、必要な音だけをクリアに引き出す特許技術、「Magic Focus Voice」
- ・Bluetooth接続/USBによる有線接続の両方に対応
- ・ソニーの立体音響技術「」、「Auracast™」、エコライザ機能等に対応
基本情報については以上です。次項ではnwmシリーズ最大の目玉機能、「PSZ」についてご紹介します。
目玉機能: PSZについて
今回購入したnwm ONEに限らず、これまでに発売されてきたnwmシリーズ製品すべてに「PSZ(パーソナライズド・サウンド)」という、NTTソノリティの特許技術が搭載されています。
これは耳元まで届けられる音波(正相)に対し180度位相を反転させた波形(逆位相)を重ねると音が消える原理を応用したもので、両者が打ち消し合う範囲を耳の数cm先に設定することで音波が遠くまで届かないようにしているものなんです。
スピーカー部分から発される音が耳のすぐ近くで打ち消されるため、まるで一切音が漏れていないような状況を作り出しているということになります。
また実際に耳へ届けられる音については逆にそれを増幅させるようなお音波が放たれているため、耳の近くの極小範囲でだけ、効率的に音が電動されるようになっており、「騒音のある場所では使えない」というオープンイヤー型イヤホンの常識をも克服しているとのことです。
開封の儀
続いては実際に開封した際の画像と共に、開封時の様子をご紹介したいと思います。この項が不要な方は次項の内容へ遷移してください。
nwm ONEのパッケージですが、最近の流行とは逆行した、やや上長にも思える巨大な箱にでした。「こんなに大きい訳ないよね?」...と思いながら箱を開けると、中からしっかり固定された化粧箱が登場...個人的にはこちらの化粧箱だけで十分な気がするんですが💧
化粧箱は下記画像の通りかわいらしいハンドバッグのような形状をしており、開くと持ち手部分にnwm ONEのヘッドバンド部分が通されるような形で本体が収納されています。Type-Cケーブルはイヤーパッド間のデッドスペースを活用するようにして収納されていました。
取り出した本体は素材の手触りのせいか初見ではやや安っぽい印象を受けてしまいましたが、よくよく細部を確かめてみると、プラスチック部分も耳や頭に当たるシリコンも柔軟性があり、耐久性も十分にありそうな様子です。
なお初めは装着方法・向きが解りづらく少し手間取ってしまいましたが、ボタン類が左耳の後ろに来るように装着し、スピーカー部分が耳に当たってしまわない位置を探して微調整すれば問題なくセットできました。
※以下、nwm ONE開封時の写真です。クリックすると画像が切り替わります。
使用感レビュー
最後に、LUCAがnwm ONEを使ってみて感じた、使用感のレビューを書いていきたいと思います。なおここからはLUCAの個人的な意見が多分に含まれるかと思いますが、ご容赦ください。
🄰 音質
まず音質面については、オープンイヤー型とは思えないほど高レベルです。個人的に低音強調が好きなLUCA、今回もダイナミックエコライザを設定して利用しているのですが、まるでしっかりとしたオーバーイヤー型のヘッドホンで聴いているかのような臨場感を味わうことができました。
スクリーンリーダーの読み上げ音声についてはiPhoneでやや遅延が発声してしまう以外には問題なく、Windows PCでも高音質ドングルを利用することで綺麗に、遅延無く利用することができました。
音もれについては特許技術を利用しているだけのことはあり、通常の音量であればすぐ近くで耳を澄ませても音が鳴っていることに気づけないほどの性能です。また全項でも触れた通り電車内等騒音のある場所でもクリアに聞き取ることができ、オープンイヤー型とは思えないほどです。
🄱 付け心地・操作性
nwm ONE本体の重さはなんと180g程度という軽さで、またヘッドバンドやイヤーパッドに非常に柔らかなシリコン素材が使われていることもあり、何時間付けていても重さ・辛さを感じないほどの付け心地の良さです。
またヘッドバンドの調節がメモリに依存しておらず伸縮させやすいのに加え、オープンイヤー型であるため耳が蒸れるといったこともなく、不快感は0です。
操作性についてもマルチファンクションボタン(再生・早送り・早戻し・通話・アシスタント起動等)と音量ボタンが独立して搭載されているためとても使いやすく、操作ミスも殆ど起きていません。
このように、付け心地・操作感についても満点と言えるのではないかと思います。
🄲 外見
音質・操作性と最高レベルのnwm ONEですが、個人的にはあまり好みの見た目ではありません。
開封の儀でも少し書いた通り、ボディ全体に使われているプラスチックの感触がなんとも言えず安っぽい印象に繋がってしまっている他、スピーカー部分が外から目立ってしまってロボットの耳のような、近未来的な見た目になってしまっています。
見た目の良し悪しというのは大部分が好みの問題かと思うのであまり詳しくは書きませんが、少なくともベースのプラスチック素材を変えればだいぶ高級感は出せたのではないかと思ってしまいます。
🄳 その他機能面
音質と直接関係しない機能については、何よりもスムーズなマルチポイント接続が便利でした。「マルチポイント」と言いながらデバイス間の切り替えにラグが発生してしまったりすることが多い中、nwm ONEは「一方のデバイスの読み上げが終わったらもう一方のデバイスを操作する」という自然な動作一つで容易に切り替えを行うことができました。またマルチペアリングも8台まで対応しているので、「自宅ではスマホとタブレット、職場ではスマホとパソコン」というような使い分けができて非常に便利です。
またヘッドホン本体の機能という訳ではありませんが、スマートホン向けの「nwm Connect」アプリでは好みによってエコライザやボタン操作等の設定を変更することができ、カスタマイズしやすいような仕組みになっています。
まとめ
さて、今回はLUCAが会社の福利厚生サービスでポイントと交換して手に入れた、NTTソノリティの最新オープンイヤー型ヘッドホン「nwm ONE (MBH001)」についてご紹介しました。
やや変わった外見ではあるものの、音質・性能・操作性はどれも最高レベルですし、何より外部音をできるだけ取り込む必要のある視覚障害者にとってはとても有用なアイテムと言えるのではないでしょうか。
ヘッドホンとしてはかなり高価ではありますが、オープンイヤー型のデバイスにご興味のある方は試してみては如何でしょうか。