リアルタイムでAIの補助を受けられる❕
~「Ray-Ban Meta Glasses Gen 2」開封レビュー~


少し前から「AIによる説明をリアルタイムで受けられる」ということで、視覚障害者の間でも話題になっていたMetaの新型「Meta Glasses」。ついに日本でも2026年5月21日に発売され、フレームを手がけたRay-BanとOakleyの公式ストアにて購入できるようになりました。

ガジェット好きの管理人LUCAもすぐに飛びつき、発売された週の日曜日に「Ray-Ban Meta Glasses Wayfarer Gen2」を購入、つい昨日の29日に商品が無事到着しました。

まだ購入したばかりの端末ではありますが、色々と検証することができたので、このRay-Ban Meta Glassesの開封レビューをしていきたいと思います。

※購入直後に執筆・公開している記事のため、LUCAが購入したRay-Ban製モデルと、実際に連携させたiOSデバイスでの操作についてのみ掲載しています。Oakley製モデルやAndroidの情報については記載できていませんが、ご容赦ください。


白杖を突いた女性がAIグラスを使って街中の情報を聞きながら歩いている様子を描いたイラスト。女性の周りには周辺施設・歩行者信号・商品などの情報が浮かんでいます。

基本情報・スペック

本題の開封レビューの前に、まずはMeta Glasses Gen 2の基本情報・スペックからご紹介します。

シリーズ名
・RAY-BAN META - GEN 2
公式ストアURL
https://www.ray-ban.com/japan
設定用アプリ
・iOS: AppStoreからダウンロード
・Android: Playストアからダウンロード
販売価格
・¥73,700~(フレーム・レンズにより異なる)
フレームのラインアップ
・通常モデル(サングラスフレーム): Wayfarer(ウェイファーラー)/Headliner(ヘッドライナー)/Skyler(スカイラー)
・Opticsモデル(メガネフレーム): Blayzer Optics(ブレイザー・オプティクス)/Scriber Optics(スクライバー・オプティクス)
カメラ
・1,200万画素 超広角カメラ(画像: 3024×4032ピクセル)
動画撮影
・3K Ultra HD (30fps)
・1080p (60fps/30fps)
・720p (120fps)
オーディオ
・スピーカー: オープンイヤー型(音量自動調整機能)
・マイク: 5マイクアレイ(通話時ノイズリダクション機能)
ストレージ
・32GB フラッシュストレージ
接続方式
・Wi-Fi 6 Certified
・Bluetooth 5.3
バッテリー
・グラス単体: 最大8時間
・付属の充電ケース併用: 最大48時間
・急速充電: 20分で50%まで充電
システム要件
・iOS 15.2以降
・Android 10以降
重量
・約49g〜52g(フレーム形状により異なる)

商品の情報については以上です。

因みに少し古臭いかもしれないですが、太めのフレームとハイブリッジが好みのLUCAは「Wayfarer」というサングラス系フレームを選びつつ、普段使いできるようクリアレンズを合わせてみました。以下、届いたMeta Glasses本体の写真です。



※Meta Glasses Gen 2本体の写真: クリック/タップすると画像が切り替わります。

Ray-Ban Meta Glasses Gen 2の充電ケース写真。高級感のある合皮のような素材で覆われていて、前面にはフラップを留めるためのマグネットボタンやLED、底面にはType-C充電ポートが搭載されています。クリック/タップすると画像が切り替わります。

便利Point

それではここから本題、届いたMeta Glasses Gen 2を実際に使ってみて感じた「便利Point」と「残念Point」を、それぞれ3つずつピックアップしてご紹介します。ぜひ購入時のご参考にしていただければと思います。

Point 1: やっぱりハンズフリーでAIを使えるのは最高に便利!

何と言ってもMeta Glassesの一番の特徴といえば、独自の対話型AI「Meta AI」を音声コマンドやタッチジェスチャーで呼び出せるところ。目線と同じ高さにあるカメラに写った物体・文字等を瞬時に認識してくれます。

最近ではAIによる画像・文字認識機能を提供するスマートホンアプリも多く公開されていますが、やはりスマートホンを取り出す、カメラの向きを調整するといった手間が省けるのはこの上なく便利に感じられます。

また撮影後のフィードバックがスマートホン用アプリと比べて早いのも特徴で、動作が安定している英語音声では殆どタイムラグを感じることがありません。外出時には急いで情報を読み取りたい状況が多いため、日常的に使う上ではありがたいポイントです。

なおAIへの質問は「Hey, Meta」という音声コマンドまたはフレーム右側のタッチ操作部長押し(専用アプリから再割り当て可能)から呼び出すことができ、小声でも反応してくれるので、買い物の際にもそれほど周りを気にせずに使えそうな印象です。

Point 2: 外部アプリ連携で様々な機能に対応

Meta Glassesのセットアップ・設定に使う専用アプリからは、多数の外部アプリとデバイスを連携させることができ、以下の通り幅広い用途に対応できるようになっています。

(1) ストリーミングサービス
・対応アプリ: Apple Music(iOSの場合)、Spotify、Amazon Music、Audible(日本では未対応)
・概要: スマートホン用アプリを介さずに、直接ストリーミングサービスを利用、音楽やオーディオブックの再生を行える
(2)SNS
・対応アプリ: Facebook、Instagram、WhatsApp、Messenger、LINE(日本で今後対応予定)
・概要: 撮影した写真・動画をその場で投稿する、リアルタイムでカメラに映った映像をライブ配信する、音声でメッセージの送受信を行うなど一通りの操作が可能
(3) ユーティリティ系
・対応アプリ: Gmail、Google連絡先、Googleカレンダー、Outlookメール/カレンダー、Outlook People
※記事執筆時点ではいずれも米国・カナダでのみ利用可能
・概要: メールの送受信、カレンダーイベントの登録や参照などが可能
(4) ヘルスケア・フィットネス系
・対応アプリ: Appleヘルスケア(iOSの場合)、Garmin、Strava
・概要: ヘルスケアデータやワークアウト履歴の参照・同期が行える
(5) 視覚障害者補助
・対応アプリ: Be My Eyes、アシラセ(対応予定)
・概要: 記事執筆時にはBe My Eyesによるボランティアへの通話のみ対応

残念ながら日本国内ではユーティリティ系アプリを中心に未対応のアプリも多くありますが、Point 1と同様、スマートホンやタブレットを取り出すことなく、複数の機能をグラスから実行できるのはかなり利便性が高いのではないかと思います。

また数か月中にはリマインダー・自動翻訳等純正機能の追加も予定されているとのことなので、アップデートの度にできることが増えていくのではないかと思われます。

Point 3: 普段使いに適したデザインとスペック

性能面からは少し離れますが、デザイン・スペックが良く普段使いしやすいというのもありがたいポイントです。

まずグラス本体はAI機能や大容量バッテリーを搭載しているとは思えないほど軽くて着け心地が良く、デザインも一般的なメガネ・サングラスと大きく変わりません。付属の充電ケースもLEDやType-Cポートがある以外は合皮製のおしゃれなメガネケースといった印象で、こちらも重量は殆ど気にならないレベルです。

本体だけで8時間持続するバッテリーやIPX4以上(モデル・メーカーによって異なる)の防水性能を有している点も普段使いに十分耐えうるスペックと言えるため、デザイン・機能性共に日常的に使いたくなるのではないかと思います。


残念Point

...とここまで長所をピックアップしてご紹介してきたMeta Glasses Gen 2ですが、発売されたばかりということもあり、残念ながら使いづらいところも多くあるようです。

Point 1: 日本語AIの完成度が非常に低い

記事執筆時、一番のネックになっているのが日本語AIの完成度の低さではないかと思います。

先行して販売されていた国・地域と比べて未対応の機能が多いのは仕方ないと思うのですが、下記の通り日本語でのMeta AIの性能はベータ版かと思ってしまうほど低いのが現状です。

このように日本語対応についてはまだまだ課題が多く残っているようで、今後のアップデートにより改善されていくことに期待するしかない状態です。

Point 2: VoiceOverの音声までグラスから再生されてしまう

スマートホンから受け取った音声・音楽等を再生するという仕様上、VoiceOverの読み上げもデフォルトではグラスのスピーカーへ送られてしまうのですが...。低遅延モードに対応していないMeta Glasses Gen 2ではその際、音の途切れや頭落ち、遅延等が発生してしまいます。

勿論、iPhone側で再生出力先を内蔵スピーカーへ切り替えれば回避することはできるのですが、状況に合わせて何度も設定を変えるのはあまり現実的ではありません。

このように、VoiceOverによる読み上げとの相性がいまいちな点も、フラストレーションにつながってしまう残念Pointの1つではないでしょうか。

Point 3: セットアップ後の日本語対応が非常にわかりづらい

最後のポイントについてはそれほど大きな問題ではないのですが、セットアップ後に言語を日本語に設定するまでが面倒且つわかりづらい状況になっているという点です。

アプリの案内に従って設定を進めていくとそれほど苦労せずにセットアップを終えることができるのですが、この時点ではデバイスの言語が英語になってしまっています。そこで「言語と音声」の設定を見に行くのですが、どこにも「日本語」の項目が見つかりません。

ネットの情報からアップデートが必要であるということに気づき、アプリ内からファームウェアアップデートを実行するも...未だ日本語は行方不明...なんと、時間をおいて2度アップデートを適用する必要があるんです。更にアップデート時に表示されるデバイス接続用のダイアログでは謎のエラーとなることが多く、2つのアップデートを終えるまでに大分精神力を削られてしまいました。

ここまでの手順を踏んでやっと選べるようになった日本語設定も、その後言語データのインストールに何度も失敗し...言語設定1つ変えるのに、かなりの労力が必要となるのは確かです。


まとめ

さて、ここまで最新型AIグラス「Meta Glasses Gen 2」の基本スペックや開封レビューについてお届けしてきましたが、いかがだったでしょうか。

いつでもハンズフリーでAIによる画像・文字認識を受けられるという便利なデバイスではあるものの、現状では日本語音声フィードバックにかなり難があり、使いづらさがあるのも確か...

もしお急ぎでない場合には、今後のアップデートを待ってから購入するのも手かもしれません。


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