VoiceOverユーザ向け🎵
〜MacOS Sonomaのおすすめ設定をご紹介❣️〜
先日、11年ぶりにMacBook Airを買い替えたLUCA。とっくにアップデート対象外になっている2012年モデルから一気に最新OSへと切り替わり、様々な設定項目の場所を探し回ることになってしまいました💧
そこで今回の記事ではLUCA自身の美貌録を兼ねて、VoiceOverユーザにおすすめのMacOS Sonomaの設定項目についてご紹介したいと思います。
👩💻LUCAが利用中のMac: MacBook Air M2(MacOS Sonoma 14.1)
※今回は「Macのおすすめ設定」というテーマなので、VoiceOverユーティリティの設定方法などについては省略します。ご了承ください。
ファンクションキーの設定
それでは早速おすすめ設定1つ目、ファンクションキーの設定からご紹介します。
Windowsでは通常、ファンクション(F1~F12)を端末独自のショートカットキー(音量の上げ下げ、タッチパッドの切り替え、メディアの再生など)として使う場合には「Fn」キーと組み合わせるかファンクションキーロックを有効化する必要があるのですが、MacOSではデフォルトの操作が逆転した形になっています。
つまりF1~F12の本来の機能を利用するためには毎回Fnキーと一緒に押さなければ反応しない状態になっていて、各種ショートカットキーにファンクションキーを使うのが少し面倒な設定になっているんです。
そこでファンクションキーを普段から使われている方にお勧めなのが、「F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用」という設定項目です。下記の手順で本項目を有効化すると、F1~F12を単体で押下した時とFnキーと合わせて押下した時の操作が入れ替わるため、Windows PCと同じ使い方ができるようになります。
- 「システム設定」を起動
- サイドバーから「キーボード」を選択
- 設定ページ内で「キーボードショートカット」を選択
- サイドバーから「ファンクションキーボタン」を選択
- 「F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用」を有効化する
Apple Watchによるロック解除
複数のApple製品を使い分けている場合、すごく便利なのがiCloudやWi-Fi/Bluetoothを通した連携機能です。その中でもApple Watchユーザにお勧めなのが、Apple Watchによるパスワードの自動入力機能です。
- 「システム設定」を起動
- サイドバーから「Touch IDとパスワード」を選択
- 設定ページ内で「Apple Watch」という見だしの直後にある、ご自身の端末名を有効化する
この項目をオンにしていると、ログイン時のパスワード入力・指紋認証が省略去れる他、管理者権限が必要な操作を実行する際にもApple Watchのサイドボタンをダブルクリックすることで簡単にユーザ認証を行うことができるようになるのでおすすめですよ。
キーボードショートカットの設定
1つ目の「ファンクションキーの設定」でも少しだけ触れましたが、MacOSでは各種ウィンドウやアプリの動作、自ら作成したショートカットなど様々な操作にキーボードショートカットを割り当てることができます。特にデフォルトの「ショートカット」アプリと組み合わせると実質無限大の操作・作業を効率化することができるので、ぜひお試しください。
※(ショートカットアプリから設定する場合)
- 「ショートカット」アプリを起動
- 「ファイル」メニューから新規ショートカットを作成、または作成済みのショートカットを選択した状態で「ファイル」メニューの「開く」を選択
- 任意のアクションを追加してショートカットを作成後、ツールバーから「ショートカットの詳細」を選択する
- 「詳細」グループ内の「キーボードショートカットを追加する」を選択
- テキストフィールド内で設定したいショートカットキーの組み合わせを入力し、ショートカット編集画面を閉じる
※(システム設定から設定する場合)
- 「システム設定」を起動
- サイドバーから「キーボード」を選択
- 設定ページ内で「キーボードショートカット」を選択
- サイドバーから任意のカテゴリを選択
- ショートカットキーを設定したい項目のチェックボックスとその隣のショートカットキーを選択し(VoiceOver利用時にはVO+Cmd+Spaceのメニューから選択)、登録したいキーの組み合わせを入力する
日本語変換のおすすめ設定
続いてご紹介するのは、Macの日本語変換に関わる設定です。
Macで日本語を入力して漢字に変換する際、他のOSとの最大の違いが「Enterキーを2度押さないと確定されない」という点です。普段Windows/iOS/Androidで文字入力している方にとっては大分違和感があるかと思うのですが、この入力方式についてもシステム設定で調整できるようになっているんです。
- 「システム設定」を起動する
- サイドバーから「キーボード」を選択
- 設定ページ内の「入力ソース」欄横にある「編集」を選択
- 一覧から「日本語ローマ字変換」を選択し、追加された設定項目の中にある「Windows風のキー操作」のチェックを入れる
※なおLUCAの主観ではありますが、「ライブ変換」をオン、「タイプミスの修正」をオフに設定していると、VoiceOverによる読み上げがスムーズになるような気がします。
通知音の設定
iOSデバイスと違い、MacOSではデフォルトの効果音も設定から変更できるようになっています。何かが便利になるという訳ではありませんが、好みの音に変えてみてはいかがでしょうか。
- 「システム設定」を起動する
- サイドバーから「サウンド」を選択
- 設定ページ内の「効果音」ポップアップを操作して、任意の音を選ぶ
ログイン画面のアクセシビリティオプション
Windows用のPC-TalkerやNVDAではデフォルトで有効化されている「ロック画面の読み上げ」ですが、MacOSでは通常、オフに設定されています。
もちろん、VoiceOverのショートカット(Cmd+F5/Cmd+電源ボタン3度押し)で起動することはできるのですが、下記の手順で自動起動を有効にしておくと時間短縮になって便利ですよ。
- 「システム設定」を起動する
- サイドバーから「ロック画面」を選択する
- 設定ページ内で「アクセシビリティオプション」を選択する
- ロック画面で自動起動させたいアクセシビリティ機能をオンにする
メニューバーの設定
最後にご紹介するのは、OSのどこからでもアクセスすることのできる、メニューバーの表示に関する設定です。下記の手順で好みの情報・設定項目などを表示させてみましょう。
※なお、VoiceOver環境ではVO+m✖️2回でカスタマイズしたメニューバーを開くことができます。
- 「システム設定」を起動
- サイドバーから「コントロールセンター」を選択
- 設定ページ内から、メニューバー・コントロールセンターに表示させたい項目をそれぞれ設定する
まとめ
さて、今回の記事ではVoiceOverユーザにおすすめの、MacOS Sonomaの設定を7つご紹介してきました。
少し調整するだけでとても便利になる設定項目が多いので、Macユーザの方はぜひ試してみてください。