世界最小のAndroid13スマートホン⁉️
~「Unihertz Jelly Star」のご紹介~
何かと衝動買いしてしまいがちなAmazonのプライムデー。今回は「必要なものしか買わない」と思っていたのですが、以前の買い物やプライムカードの特典でポイントが貯まっていたこともあり、結局以前から気になっていた世界最小のAndroid13スマートホン、「Unihertz Jelly Star」を購入してしまいました。
そこで今回の記事ではそんなJelly Starの基本情報と、使用感のレビューについて書いていきたいと思います。
🪼端末本体のご紹介であるため、記事中で扱っている操作等にはアクセシビリティの低い箇所もあるかと思います。また使用感のレビュー・感想にはLUCAの個人的な意見・見解が多分に含まれているかと思いますが、ご了承いただければ幸いです。
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基本情報
まずは今回LUCAが購入した「Unihertz Jelly Star」の基本情報・スペックについてご紹介します。
- 商品名・購入ページリンク(Amazon)
- 「Unihertz Jelly Star 世界最小のAndroid 13スマートフォン」
- 通常時価格(記事執筆時) ¥32,999
- メーカー
- Unihertz
- 発売時期
- 2023年9月
- コンセプト
- 年々大型化していくスマートホンと対照的に、片手で簡単に操れるほどのコンパクトサイズを売りにしている「Jelly」シリーズの第4弾
- 半透明の本体デザインと光量調節可能なLEDライトで目を引く独創的なデザインを実現
- 本体カラー
- レッド・ブルー・ブラック 同梱品
- 本体(クリアケース付)、ユーザーマニュアル、ストラップ、カードスロット開閉用ピン、USB Type-Cケーブル、ガラス保護フィルム、電源アダプタ
- ディスプレイサイズ
- 3インチ(実寸3.03インチ)
- オペレーティングシステム
- Android 13.0
- メモリ・ストレージ
- 8GB RAM
- 256GB ストレージ
- カメラ性能
- 48MPリアカメラ
- 8MPフロントカメラ
- バッテリー容量
- 2,000mAh
- 寸法・重量
- 95.1 x 49.6 x 18.7mm
- 116g
- その他スペック
- 対応モバイルネットワーク: 4G LTE
- microSDカード: 対応
- SIMスロット: nano SIM×2(うち1つはmicroSDと共用)
- Wi-Fi: IEEE802.11a/b/g/n/ac
- Bluetooth: Bluetooth 5.3
- Bluetoothコーデック: LDAC
- 非接触決済: FeliCa(おサイフケータイ)非対応・NFC決済対応
- 生体認証
- 指紋認証(背面)・顔認証両対応
Jelly Starの基本情報・スペックは以上です。
なおLUCAはUnihertz好きで、過去にも2°ほど同メーカーのスマートホンを購入しています。前回購入した物理キーボード付きスマートホン「Titan Slim」についてはこちらの記事をご覧ください。
使用感レビュー: 便利なところ・特徴
ここからは実際にLUCAがJelly Starを使ってみて感じた、使いやすいところ・便利なポイントなどをご紹介します。
1. 片手でも操作がらくらく
まずLUCAが一番気に入ったのは、Jelly Starの売りでもあるそのコンパクトな大きさです。3インチとポケットWi-Fiと見まがうほど小さくポケット・バッグへの出し入れが楽なだけでなく、程よい厚みがあるので片手操作時のグリップ感も抜群です。
また小さい鏡体でも必要な操作が容易に行えるようナビキー(ホーム・戻る・履歴ボタン)がタッチボタン(※)として搭載されていたり、指紋センサーが触れやすい背面中央にあるのも便利なポイントです。
因みにケース・保護フィルムなどが同梱されているのがUnihertz社製スマートホンの特徴ですが、Jelly Starも例外ではなく、クリアTPUケース・保護ガラス・ストラップなどのアクセサリが付属しています。個人的にはこのケース・ストラップが非常に使いやすく、小さい本体を取り落としてしまうことなく快適に操作できるようになっているところが気に入っています。
※注: 誤操作してしまうことが多い場合、タッチボタン式のナビキーは設定から無効化することができます。またボタンマッパー系のアプリを使えば指紋センサーをホームボタン・履歴ボタンなどの代わりに使用することも可能です。
2. 基本スペックが比較的高いため操作時のもたつき・ストレスがない
小型スマートホンでは本体サイズを抑えるために様々なスペックが犠牲になってしまっている場合が多いのですが、Jelly Starではバッテリー容量以外の殆どのスペックが一般的なミドルレンジスマホと同等かそれ以上に高いのです。
例えばRAMは8GB、ストレージは256GB+microSD対応と十分な容量が確保されているだけでなく、本体設定から実行できる「メモリー拡張」機能を使うことでRAMを最大7GBまで仮想的に拡張できるようになっており、一般的なノートPCと同等のメモリーが利用できるようになっています。
その他リアカメラの画素数・Wi-Fi/Bluetooth/NFCなどの接続技術なども一般的なスマートホンと同レベルになっており、操作時にストレスを感じることは殆どありません。
唯一他のミドルレンジスマートホンと比べて劣っているのはバッテリー容量で、やはり小型化に伴い小容量になってしまっています。とはいえ2,000mAhとひと昔前のスマートホン以上の容量は確保されているので、ヘビーユースでなければ1日持たせることは可能かと思います。
3. Unihertzブランド共通のプログラマブルキーがやっぱり便利
以前に利用していた同メーカーのTitan Pocket・Titan Slimと同様、Jelly Starにも側面に好きな機能を割り当てられる「プログラマブルキー」が搭載されています。
このボタンは好きなキーの代わりに使える他、短押し・長押し・2°押しそれぞれに好きなショートカットまたはアプリを割り当てることもでき、様々な操作をアシストしてくれる優れものなんです。LUCA自身はいざという時のための録音機能、すぐに開きたい視覚障碍者向けアプリなどを設定して使うことが多いですが、やはり画面に触れることなく各種操作を実行できるのは非常に便利です。
使用感レビュー: 不便なところ
長所もあれば短所も...ということで、続いては使ってみて不便に感じたところをピックアップしていきたいと思います。
1. 音質がいまいち
比較的高スペックなJelly Starですが、残念ながら音質はあまり良くありません。内蔵スピーカーはステレオ再生非対応な上低音の再生には不向きなので、TalkBackの音声はクリアに聞き取れるものの音楽の再生には適していません。
またBluetoothオーディオについてもLDACコーデックには対応しているもののaptX-LL等の低地円対応はできておらず、こちらは逆にTalkBackの操作にあまり向かない状況です。
ただ最近の期首にしては珍しく3.5mmイヤホンジャックが搭載されているので、音質が気になる場合には有線イヤホンを使うのが良さそうです。
2. ソフトウェアキーボードが打ちづらい
画面サイズが極端に小さいので当たり前ではありますが、細かいキーを選び出して触れなければならないソフトウェアキーボードは少し使いづらいです。
特にタッチ式のナビキーを有効にしている場合などにはキーボード最下段のキーを探す際に誤って戻る・ホームボタンなどを押してしまうことがあるのが要注意です。
おまけ: クラウドファンディング中の「Jelly Max」を選ばなかった理由
最後に補足・おまけ情報です。
まだJelly Starの発売から1年も経っていない状況ではありますが、現在UnihertzはKickStarterで最新モデル「Jelly Max」のクラウドファンディングを開始しています。こちらはRAM12GB・5G回線対応の最上位モデルとなるそうなのですが、そんな最新機種のクラウドファンディングに参加せず、旧モデルを購入したのには理由があります。
- 理由その1: 「コンパクトサイズ」を売りにしているのにも関わらず一気に大型化されてしまう
- LUCAがJelly Maxを選ばなかった最大の理由は、「できる限り小さい筐体にできる限りのスペックを詰め込む」というコンセプトの元開発されているはずのJellyシリーズであるのにも関わらず一気に大型化されてしまうということです。
- ディスプレイサイズはなんと2インチ以上も拡大され、重量に至っては180gと現行モデルの1.5倍以上にもなってしまうようなのです。
- 「できるだけ小さくて非接触決済に便利そうなスマホ」を探していたLUCAのニーズにはあまり一致しないデザインになってしまっていると言えるでしょう。
- 理由その2: 新機種が発表されたからこそ現行モデルのセール価格が下がった
- 2つ目の理由としては単純に、Jelly Maxが発表されたためにJelly Starの販売価格(公式サイトを除く)が下げられたことが挙げられます。
- プライムデーセールも重なって、とても買いやすい状況が揃ったということになります。
- なおクラウドファンディング中のJelly Maxは一番の早割を効かせても3万円台を超えているので、通常時のJelly Starの価格とあまり違わない状況になっているんです。
LUCAが最新機種のクラウドファンディングを選ばなかった理由は以上です。
ただ、スマートホン本体の小ささにあまりこだわっていない方や少しでもスペックの高い機種を求めている方にとってJelly Maxはかなり良い選択肢になるかと思いますので、ニーズに応じて選んでいただければと思います。
まとめ
さて、今回はLUCAが衝動買いしてしまった世界最小クラスのスマートホン、「Unihertz Jelly Star」についてご紹介しました。
小さな画面でも操作できるという全盲ユーザの方にはお勧めの期首なので、機種変更の際にはご参考にしていただければ幸いです。