今更ながら徹底解説❣
~iOS18で進化したVoiceOverの点字画面入力について~


iOS18にて大幅に進化し、日本語変換にも対応した、iPhone・iPadの点字画面入力機能。

SNSでも多くの方が使われている様子ですが、まだまだ機能そのものや便利な使い方の認知度が低いように感じているので、今回はそんなVoiceOverの点字画面入力機能について徹底解説したいと思います。

✡ 今回ご紹介している「点字画面入力機能」はアクセシビリティ機能、VoiceOverの一部です。普段からVoiceOverを利用されていない方にとってはあまり便利な機能ではないかもしれませんが、ご了承ください。


「Braille input」と書かれ、点字の浮き出ているスマートホンを操作している両手のイラスト。

⠼⠁⠲⠀点字画面入力機能の概要・呼び出し方

それでは早速、点字画面入力について初めて知ったという方向けに、簡単に機能概要・起動方法等をご説明したいと思います。既にご存じの方は、次項の内容からご覧ください。

機能概要

点字画面入力とはiOS 8の頃からiPhone・iPadのVoiceOver機能に付属していた入力機能のことで、直接画面に触れてパーキンス式点字キー配列に沿って文字入力ができるというものです。

従来はiPhoneの画面が5点までしか同時認識できなかったことや日本語の漢字変換に対応していなかったこともあり日本語入力で活用することはやや難しい状況でしたが、iOS 18で完全な日本語対応や初めてのコマンドモードへの対応が実現されたことにより、一気に活用方法が広がることとなりました。

詳しくは次項以降でご説明しますが、点字画面入力には単純に文字を入力するための「点字入力モード」と、ブレイルメモ等点字電子機器をBluetooth接続した時と同様に6点の組み合わせによりVoiceOverカーソルを操作する「コマンドモード」とが用意されています。

後者は少し慣れが必要な機能ではありますが、これら2つのモードを組み合わせることで、

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